初期がんが見つかったら
2020/01/22
初期がんが見つかったら?
尿一滴で初期がんが判別できる
線虫を使ったがん診断システム「n-nose」が実用化されるというニュースが報道されたと聞きました。
私たちの体内に棲むこともある原生動物が、異常な細胞に向かって行く性質があることは以前にも聞いたことがありました。
原虫だけでなく、細菌などの微生物にもそのような傾向はあると思います。
’がん細胞の匂いを餌と間違えて寄っていく’と研究者は見ているようですが、私はたぶん、実際に彼らはがん細胞という、私たち自身がもっている酵素やホルモンでは消化分解できないもの、もしくはそのために変性した組織を実際に’食べて’くれるのではないかと思っています。
だから、畑から野菜についてもし体内に線虫が入った場合、がん細胞など彼らの餌があれば食べて繁殖し、餌がなくなれば死んで排泄されます。(あくまで私の仮説です)
線虫が体内に侵入しても、餌となる特定の成分がなければ、そもそも繁殖することもなく短期間で排泄されます。
つまり!線虫はじめ、外部から入る微生物は私たちの体内、組織をきれいにするために留まってくれていたという考え方があります(これは私の哲学の師匠、システムオブナチュラルライフを提唱したミケランジェロ氏の説です)。
細菌もウイルスも、そしてもちろん線虫などの微生物も、駆除殺菌してはならないと言います。
肝炎ウイルスもピロリ菌も、そこに餌、つまり滞った老廃物や炎症やがん化した組織を浄化や修復しに来てくれているのだと。目からウロコとはこのこと、コペルニクス的な逆転の発想を聞かされた衝撃は決して忘れられません。
冒頭の尿検査による初期がん検出法は画期的、保険きかずともすぐにも受けたいと申し出ている方々が大勢いらっしゃり、大絶賛されているようです。
が、ちょっと待ってください!!
初期がんの疑いが濃厚と言われたら、あなたはどうなさるのでしょうか?
むろん、どの部位にがんがあるのか、まず血液検査で予想をしてから、全身くまなくCTかMRIをとるとお医者様はおっしゃるでしょう。
CTは立体的画像分析のためのレントゲンなので、全身1cm刻みで撮ってゆくとすれば、身体は大変な量の放射線をあびます。
MRIは放射線ではなく磁場の中に入るだけなので、かなり安全性が高いとされていますが、普及して四十年余り。身体への影響はまだ統計されていないだけかもしれません。
少しでも異物、影が写ろうものならすかさず内視鏡やカメラ、組織の顕微鏡検査へと進んでゆきます。
本当にガン病変があるかどうかはその結果によってほぼ確定ができるのですが、ご家族様を含め、それまでの数週間は食事も通らないほど不安と恐怖でいっぱいの日々を過ごすことと思います。
その恐怖心こそが最も生命を消耗してしまいます。
そもそもがんは組織の中、一日の中、季節の移り代わりの中で大きくなったり縮小したり、そして時折上記のように微生物やあるいは熱によって消失していることはご存じでしょうか?がん細胞は38度で死滅することが40年近く前の国際ガン学会で発表されています。
なので私は、初期がんを見つける必要はないのではないかと思っています。
早期発見は早期治療、根治につながりやすいとありますが、早期であれば治療自体不要で自然治癒している可能性が大きいからです。
ご家族や知人にガンで亡くなった方が多くいらっしゃり、なるのであれば治癒の可能性が高いよう早く発見して備えたいと思うかもしれません。
しかし、初期がんと宣告された時、ご自身の生活を何か変えるでしょうか?
治りたい、まだまだ生きて働きたいと思うのであればきっとお酒やタバコはおいしくなくなり、牛乳を豆乳に変えたり、添加物は避けたり、外食自体遠ざかってゆくはずです。食べ物を吟味し、高くても身体に負担の少ない方を選択するようになると思います。
だったら!なぜ今からそれをしないのでしょうか?
わざわざお金をかけて画期的な検査法のセットが家に送られてくるのドキドキしながら待つよりも、その時を想定して今から、より健康的な食事や歩行を意識してみたら、がん事態、消失してしまう可能性は大いにあるのです。
なので私は、初期ガン早期発見には大反対の立場です。
ガンになってもならなくても、早期でも末期でも、良い食事は同じであり、いつどなたにも推奨できます。
あえて検査を受けて、初期ガンの宣告を待つ必要性はないのではありませんか?
逆にもし、初期ガンが(-)だった場合、それは生活をあらためる必要がないというお墨付きと理解し豪遊を続けるとしたら、それは却って次回の陽性率を高めてしまう気がします。(>_<)
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