布ナプキンとフンドシ

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コラム

布ナプキンとフンドシ

2020/03/04

布ナプキンとフンドシ

デリケートゾーンとリンパ管ケア

腰が痛いというお客様には、Tバッグの紙ショーツを着用していただき、お尻の割れ目ギリギリまでオイルマッサージをさせてもらっています。が、今回手をまわしてみてびっくり!

お尻の穴の周囲に湿疹!がバラリ!と吹き出ているお客様がいらっしゃいました。

 

いつから?と伺うと、ずっと以前からしかもほぼ年中この状態。夏はかなり治まるが冬は時にひどいとのこと。

 

まるでオムツを当てていたかのようなそのゾーンを見ると、当然ながら生理用ナプキンが原因なのではとまず浮かびました。

元々皮膚が敏感と認識している彼女、「布ナプキン使ってる?」「ううん」「じゃあ使ってみて」「はい」

といつもながら素直なお返事をいただき、本日さっそく近所のお店へ行ってみました。

 

オーガニック専門店のSEIJYO FAIRYは、成城学園前駅から成城通りをまっすぐに下った通り沿いにあり、オーガニックコットンやシルク、ウール製品や、石鹸、洗剤などを扱っています。

ベビー服、アンダーウエア、部屋着、パジャマ、プルオーバーやズボン、パーカー、ブラウス、ショール、カーディガン、etcどれも自然素材で染色や脱色さえしていないため、店内は生成りの白~ベージュ、リコットンの薄いグレーに、彩色されているのはべビー用にほんの少しのワンポイントのみ。

入店するだけで心ごと浄化されていきます。

 

すぐにオーガニックコットン製の布ナプキンがいくつかの種類見つかりました。大小の布ナプキン、パンティライナー、それらを持ち運ぶ用のポーチと洗剤がセットされたビギナーセットもありました。ショーツは別売りですがひとまずビギナーセットの税込5170円を買いました。

初めて布ナプキンを使った日のことを思い出しました。

とっても新鮮な儀式のように感じました。そして大量の血液を洗い流しながら身体の神秘を想いました。

ご家族と暮らしている方には漬け場所など悩みどころとなりますが、さりげなく目立たない容器を置き、ご自分の身体を想ってなんとかポジティブに対処してほしいと思います。

なんといっても、身体が湿疹で毒を吐き出している!そんな状態を放っておいてはなりません。

 

ちなみに先週のひえとり用重ね履きソックスもこちらで求めました。

オーガニックで大切に育てられた植物たちからパワーをいただき、弱っている身体をサポートしてもらいましょう!

 

一般のコットン(木綿)は口に入るものでないという理由から、実は野菜以上に大変農薬を使って栽培されているそうです。

肌に纏うため、ではなく売るためにより大量に収穫することが優先となったとき、その製品からは化学物質が皮膚を通じて体内に侵入しています。

それらは肝臓に回って解毒の対象となりますが、それが追い付かない場合、皮膚に戻って析出しようとし、かゆみや炎症となります。

コットンが直接チクチク刺激することはなくとも、食べ物から入っているその他の化学作用とも相まってアトピーなどの皮膚炎や湿疹を誘発するのだと思います。

症状は「身体に不要なものが侵入している!」という合図であり、かきむしって出血してでも外部に出そうとする反応なのですが、皮膚科に行くとかゆみや炎症を止める薬を塗りますから、化学物質は体内に留まり、排毒しようとする反応も弱まってしまうのです。

 

皮膚がかゆくなったら、薬を塗る前にまずは、身体は何をいっているのだろうと考えなくてはなりません。

一般に「冬は空気が乾燥しているから」と片付けられがちですが、本当に空気だけのせいなのか?冬でもまったくそれを感じない人もいます。

冬だけ身に着けるもの、使っている商品、冬になると食べている商品、、などが影響しているのでは?症状がない人は自分と何がちがうのだろう??

そんな風に考えてみることも必要ではないでしょうか?

 

ところで、布ナプキンというアイテムをネットで調べてみると、今やさまざまかわいらしい柄物がたくさんあり、布ナプキン専門店までありますね。

私は就寝の時はなるべく身体をしめつけないフンドシを愛用していますが、昼間はさすがにヒモは面倒・・

と思っていたら、そこを工夫したフンティという商品がありました。

リンパフリーと謳い、つまり鼠径部にゴムが入っていないパンティです。

 

こうなってくると、日本人の伝統服、きものって素晴らしかったんだなァとあらためて感心します。

下着どころか、上衣も一切ゴムで締め付けません。(ヒモではいくらきつく締めても、ゴムのワッカですぼめるのとは全く負荷がちがうのだそうです。

 

ちなみに、昔の女性、といってもほんの100年前までの女性は皆、経血をコントロールできており、ほとんど排尿時と一緒にトイレの都度流していたといいます。

 

それから、赤ちゃんも実は、生後間もなくから排尿や便意がわかり、知らせてくれることもできるそうで、ウガンダなどの途上国ではおむつをせずに三角巾のようなもので赤ちゃんを首にかけながら農作業をしている、赤ちゃんからの合図で排尿をさせていると本で読みました。

 

さらに!男性も100年前までは、特に好きな女性の排卵、生理の時期がオーラで読み取れていたため、体調の辛い時期に気遣ったり、他の男性が近づくことにひときわ警戒したり護ることをしていたのだそうです。

 

おむつや生理用ナプキンを当てっぱなしにし、繊細なリンパ管をゴムで締め付けたりしているうちに、本来もっていたコントロール機能、不要なものを排泄する反応力が失われ、それが可能であったことすら忘れ去ってしまったようです。

 

自然に備わっている痛みや排毒機能も、症状を抑える薬を乱用していると、将来反応が鈍くなってしまうのかもしれません。というより、今私たちはその岐路にいるといってもよいでしょう。

 

経血のコントロールまでは私も及ばずでしたが、フンドシによるリンパ解放は、確実にがんや感染症予防には効果している気がします。

赤ちゃんへの「おむつなし育児」も実践している人たちがいます。

 

何事もAI化、時短、効率化、利益率だけが暴走している現在、ゆっくり、じっくり、丁寧に、そんな事柄が貴重になってくると私は思います。

布ナプキン後の変化がとても楽しみです。