冷えと砂糖の関係
2020/03/17
冷え対策、食べ物との関係
砂糖は湿と冷えを招く
お砂糖が冷えと関係していることはご存じでしょうか?
Tさんは身体の改善にとても熱心で、リフレクソロジーや整体は週一回、温泉水風呂、腸洗浄、ウォーキングと、シルクソックスの重ね履き、ビモロシューズと、お勧めすることは何でも試し続けてくださっています。
しかし、これほど模範的かつ頑張り屋なお客様なのになぜだか、足指がいつも冷たい。
先週シルクとオーガニックコットンの重ね履きを奨めたらおおいに良い感じとおっしゃっていたし、実際に指もずっと暖かだった。だからこれで解決~と思ったけれど、
シルクの重ね履きをしていない日はやっぱりとても冷たい。
聴くと夜中にも熱くなってお布団をはずしたり寒くなってまたかけたりを繰り返すことも多いとのこと。
今更お砂糖のことなんてとっくにご存じかとは思ったけれど、彼女は南の島の出身なため、遺伝子的に東京の寒さは厳しいのかなァと、それだったらさとうきび原料の砂糖でなく北国でとれる甜菜糖にしてみたらどうかと伝えてみたらなんと!!
「三温糖を使っています」と驚きの回答が返ってきました!
なぜ驚きだったかというと、三温糖は精製糖の一種であり、私たちが忌み避けている精製糖の一種だからです。
三温糖は茶色いから精製糖ではなく、白砂糖よりずっといいと認識され購入されている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
ここでお砂糖の種類についておさらいをしておきましょう。
お砂糖には原料となる植物の違いにより、甜菜糖とサトウキビからのお砂糖と二種類あります。そして夫々の製造工程の違いによりまた二種類に分けることができます。
さとうきびのジュースをしぼりそのままを煮詰めて炊き上げた黒糖、素焚糖、きび砂糖
もひとつは、さとうきびのジュースに石灰乳を加えて加熱し、不純物を沈殿させて取り除いた「原料糖」を煮詰めてろ過を繰り返したもの、三温糖、ザラメ、白砂糖、グラニュー糖など。これらは精製糖と呼ばれます。
ミネラルの大半は「不純物」として取り除かれた方に入っているため、原料糖にはミネラルはほとんどなく、サトウキビを煮詰めた独特の香りもなく、甘さだけを取り出されているのです。
ミネラルの除かれたお砂糖が体内に入るとどうなるでしょうか?
体内で消化される際、ミネラルをとてもとても消化します。
それが体温調節に支障をきたしているのではないかと思いました。
Tさんには早速、三温糖をキビ砂糖か、素焚糖に切り替えてみませんかと提案しました。
ちなみに黒砂糖は独特な香りがありますが、キビ砂糖、素焚糖でしたらそれもまろやかで、料理の邪魔になる心配もありません。
どうか試してみてください(>_<)