コンセプト

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食事改善で体内環境を浄化。リフレクソロジーで内臓の働きを活性化

CONCEPT

もし乗用車の調子がおかしいと感じたらどうしますか? 

あるいはテレビやパソコンが不調で自分では手に負えないと感じたら?

最も信頼できる依頼先はそのメーカー、つまり製造元へ連絡をしますね。

清掃をしたうえで、消耗した部品を代替したり、各接続ポイントを確認し適切に修復くださるでしょう。



では、もし海や川がとても汚れ、そこに棲む動植物が大勢倒れていたらどうでしょうか?

目に見える汚れやゴミを除去するまでは家電と同じですが、そこに生き物が棲める環境への復元を任せる‛自然の製造元’は、その土地にかつてから棲んでいる微生物達ではないかと思うのです。

 

自然の‛メーカー’である微生物達が太古から水や太陽そしてそこに存在するミネラルを利用して酸素を放出、アミノ酸等を合成、あるいは分解を繰り返し、植物に養分を供給し、多様な生き物が棲む生態系を作り上げてきました。

自然火災や洪水が時折あっても、微生物達がまたその営みを再開したならば、必ず生命サイクルが復活しすぐに以前と同様な多様性が戻ります。

ところが私たち人間は自分たちが食べるため以上の破壊をし、微生物も棲めない環境、つまりは復元不可能な土地を増やし続けています。

身体の内部環境も全く同じだと思うのです。

人間の体内には、全細胞数の10倍もの微生物が棲みつき、ホルモンやビタミン、数百種類もの消化酵素などを産生し、代謝を担ってくれていると言われます。

内臓とは文字通り彼らの棲む蔵や器であり、工場であって、流通させる商品を産出しているのは微生物たちの働きだったのです。優秀な微生物の繁殖を促す餌となり、効率よく仕事できるよう体内環境を汚さない食べ物の選択が、私たちの大脳にかかっているわけです。

次に、私たちの身体が不調や病気になった時について考えてみましょう。

家電や自動車のように、修理を製造メーカーに依頼できるでしょうか?(そもそも医師はそれなのか?)

それとも自然と同じく浄化、微生物レベルからの再生の環境をコントロールできるのは誰なのか?

洋の東西でやり方は違っても、私たちは近年に近づくほど不調は専門家任せとなり、対応を委ねてきました。

とりわけ現代医学は人間を機械のように見立て、変化の見られる部位や数値を見つけだし、切り取って代替品や化学物質を用いて‛元の形‘や’数値‘に近づけることを‛治療’だと信じてきました。

 

熱や咳は鎮め、細菌繁殖が認められれば死滅させ、何故その反応を呈したかの原因はわからずとも、 その症状を弱め、痛みを感じなくすることを目指す‛治療'を、数十年でも継続させています。

痛みや炎症を薬で和らげても、薬が不要となる回復には至らず、徐々に痛みの箇所が増えたり、新たな病へと発展し、辛さと闘いながら終焉を迎える方も少なくありませんが、それは本当に‛身体を回復させる治療’なのでしょうか??

近代国家が‛人間の治療’をする場を病院と定め、その主体を‛医師’が担い、身体を様々な方法で分析し、一般と異なった部分をエラーと捉え、平均値へ戻そうとする‛治療’。それはまるで身体を‛機械’とみなしての修復作業に似ています。

しかし‛生命体’の回復は海や山の復活のように、自然に委ね行われなくてはならないのではないでしょうか?

 

なぜなら、私たちの身体は体内に海や川を内包した大自然の一部分だからです。

『自然にはエラーがなく常に完璧』―と私の師匠 ミケランジェロキエッキ(1953~)は言いました。

月や地球、すべての惑星や太陽の自転や公転は、軌道も速度も定まって乱れず、季節は必ず春夏秋冬の順で毎年規則的に巡ります。

 

自然発火の山火事や台風は起こってもそれは定期的な間伐、浄化作用でもあり、必ず生き物が戻って、あらたに暮らしやすい環境にリノベーションされてゆきます。 私たちの身体にも自然界と同じ営みがあります。

不調や病気はエラーではなく、身体の使い方に対する自然な反応だとみると、早くそれを終えるにはとるべく態度も医学とは異なってきます。